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故障していても買取対象になる農機具
動かない農機具は「価値がない」と思われがちですが、実際には多くのケースで買い取り可能です。主に以下のような種類は、故障していても査定にかけられます。
- トラクター(例:クボタGLシリーズ、ヤンマーAFシリーズ)
- コンバイン(例:イセキHVシリーズ、クボタARNシリーズ)
- 田植機(例:ヤンマーYRシリーズ)
- 耕運機(小型でもパーツ需要あり)
- 草刈り機、運搬車
- アタッチメント類(ロータリー・バケットなど)
特にクボタ・ヤンマー・イセキといった大手メーカーは海外人気が高く、30年前のモデルでも部品目的で売れることがあります。
実際に買い取られるケース例
- クボタGL-25 トラクター
エンジン故障で動かず → 部品取り用として約10万円査定。 - イセキHV37G コンバイン
使用20年以上、刈取り部分が破損 → 海外輸出向けで5万円前後。 - ヤンマー耕運機 FT600
長年放置でサビあり → 小型パーツ需要で1万円程度。 - クボタ田植機 SPU40
エンジンかからず、外観に汚れ → 修理ベースで3万円前後。
状態が悪くても「部品・修理・輸出」のルートがあるため、ゼロ査定にはならないケースが多いです。
査定で重視されるポイント
- メーカー・型式:大手メーカーは常に需要あり。
- 保管環境:屋外放置より屋内保管の方がプラス査定。
- 付属品:ロータリーや取扱説明書が残っていると評価アップ。
- 希少性:一部の型式は「同型ユーザーが多い=部品需要大」で高額になりやすい。
廃棄と比較したときのメリット
- 産廃処分にかかる費用が不要
- 納屋や倉庫の整理が一気に進む
- リサイクル・輸出で有効利用され、環境面でもプラス
「お金を払って処分」するより、「お金を受け取りつつ片付ける」方が合理的です。
高く売るための実践ポイント
- 複数業者に査定を依頼する:1社だけだと安く買い叩かれる可能性大。
- 掃除と付属品整理:外観とパーツの有無で査定額が変わる。
- 需要期を狙う:農繁期前は業者の仕入れ意欲が高まりやすい。
信頼できる業者を選ぶ重要性
農機具は大型で移動が難しいため、出張買取・査定無料の業者を選ぶのが基本です。
- 農機具王:壊れた農機具も積極的に買い取る実績あり。
- 農機具高く売れるドットコム:複数ジャンル対応で便利。
- メーカー系列業者:安心感はあるが価格は専門業者に劣ることが多い。
無料回収と称して費用を請求する悪質業者もあるため、「査定額の根拠」「引取費用の有無」を必ず確認しましょう。
動かない農機具を持っている人への提案
動かない農機具は「負債」ではなく「資産」になる可能性があります。
もし倉庫や納屋に眠っている農機具があるなら、処分を検討する前に一度査定を受けてみることが最も効率的です。
想像以上の価格がつくかもしれませんし、何より片付けと現金化を同時に実現できます。
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